百田尚樹 『カエルの楽園』を読み終えて ※ネタバレあり

今話題の百田尚樹氏のカエルの楽園を読みました。

 

昨今の日本社会(特に安全保障をめぐる諸問題)を寓話化して風刺した作品です。

 

あまり細かいことは書きません…

ぜひ、ご自分で読んでみてください!

 

この本に書いてあることが全て正しいとは言いません。ただし、この本の通りになる可能性は大きいと感じました。ずばり、帯にも書いてありましたが、「警世の書」ですね。

 

多くの日本人が忘れかけている大切なことを思い出させてくれます。

 

ぜひ、大人にも子供にも読んでもらいたい作品です。

でも、子供が読むには少し大変なので児童書とか絵本にもしてみたらどうですかね?笑

 

ノンフィクション作品ですが、登場するもの全てが目に浮かぶように現実のものと一致してしまうのはなぜだろう…笑

 

大衆が一部の負の勢力によって、半ば洗脳されるという事態は極めて深刻です。

 

結局、百田尚樹氏が言いたいことは、「日本の安全は決して日本国憲法だけで守られているわけではなく、在日米軍自衛隊の実力によっても支えられているのだということを改めて日本人は認識すべきである。そして、危機が差し迫った場合のために、実力を行使することができる体制を早急に整えることが重要だ。」ということだと思いました。

 

考えてみてください。

真の平和な世界には抑止力なんか必要ないですよね?

 

軍隊も要らない。核兵器も要らない。血が流れるような、人の命が失われるようなものは本来ならば必要ないはずです。

 

でも、現実世界は違います。

より強い抑止力を保有し、「万が一、やられたらやり返す。」

互いに牽制し合う世界です。

これでは、本当に平和な世界は来るのでしょうか…